
Jesmonite®種類: AC100,
混ぜたもの: 泡立機、専用増粘剤(Thixotrope)
ふだんは気泡を抜きたいというご相談が多いのですが、
今回は逆にジェスモナイトにできるかぎりの気泡を入れてみる実験です。
まず、こちらがノーマルのジェスモナイトAC100。
ミキシングブレードで切るように1分間しっかり攪拌して、容器にトントンと強い振動を30秒ほど与えて気泡を抜いたもの。緻密な感じがします。

それでは泡実験をしていきます。
リキッドを泡立てる
できるだけ気泡を入れたい、アプローチその1。
AC100リキッドを事前に泡立てておく「プレホイップ作戦」。
生クリームなどの泡立てにつかう泡立器を使い、AC100リキッドを十分に泡立てます。

3分ほど泡立てました。
メレンゲや生クリームのような角の立つ泡立ちにはならず、ふわっと空気を含んだトロトロの状態です。

ここにジェスモナイトベースの粉を混ぜ、ミキシングブレードで攪拌しました。
ここで、みるみるうちに泡が消えていきました。
ベースと混ぜた後の様子はこのような感じです。
細かい泡は残っているものの、先ほどの泡感はかなり減ってしまいました。

シリコン型に流し込み固めます。

固まった後、脱型して、表面を全て研磨するとこのような感じ。
内部には、細かい気泡がたくさん残っていてくれました。
きめ細かい泡がギュッと詰まった、不思議な質感になりました。
高野豆腐のような見た目です。まぁまぁかわいいですが、もっと泡が欲しいです。


仮説:泡立てリキッドをベースと攪拌する際に、ミキシングブレードが泡を消した?
先ほどは、通常通りにミキシングブレードで十分に攪拌してしまったため、その工程でかなりの泡が消えてしまいました。
切るように混ぜる+増粘剤
そこで次はお菓子作りを参考に、泡立てたリキッドの上にベース粉を数回に分けてふり入れて、泡をつぶさないように、ヘラでさっくり切るように混ぜてみます。
さらに、粘りがある方が泡が消えにくいと考え、増粘剤(Thixotrope)も少し添加してみました。
リキッドに増粘剤を添加して、先ほどと同様に泡立てて、切るように混ぜる。

あえて不十分な攪拌のまま、型に流し込みます。
先ほどのブレードよりはふんわり泡感が残っているように感じます。
さて、こちらがプレホイップ+増粘剤(0.5%)サンプル
先ほどよりも大きい気泡がたくさん残っています。
攪拌が足りていないので、色ムラやダマ感があります。


こちらは少し増粘剤を増やして、プレホイップ+増粘剤(0.8%)サンプル
そこまで大きな変化はないようです。


プレホイップする方法は、泡立機を使うため、均一できめ細かい泡が入ります。
もっと泡を強くするために、乾燥卵白粉末なども添加してみましたが、大きな変化はありませんでした。
細かい泡があると、見た目に柔らかな印象になります。
嫌われがちな気泡ですが、発想を転換することで新しい表現につながるかもしれませんね♪
もうちょっと、違う泡も試してみたいと思います。
このサンプルに関連する素材
Jesmonite® AC100: https://jesmonite.official.ec/categories/325206
Jesmonite® Thixotrope (増粘剤): https://jesmonite.official.ec/categories/2010932

